「おくやまプロジェクト」とは“1億人のやまゆりプロジェクト”の略で、2016年7月26日に神奈川県相模原市の障害者入所施設「津久井やまゆり園」で起きた殺傷事件について考えるためのプロジェクト/ウェブサイトです。
事件の裁判は2020年に結審し、死刑判決が一応には確定しましたが、そこにあった様々な問題の解明や改善が充分になされたとは言えない状況なのではないかと感じています。(2024年8月現在)
事件については、福祉や報道から個々人までそれぞれの立場から語られることはありますが、情報を総合的・横断的にまとめられたサイトはほとんどありません。
事件について知り・考え、そして誰もが当たり前に幸せな暮らしが出来るようにして行く、そんなきっかけのひとつとなるポータルサイトを、との思いから始めました。
そして、これらの問題は障害福祉業界だけの話ではなく、“日本で暮らす人たちみんなで、見つめて改善していくべきでは”との想いから、プロジェクト名には日本全体の象徴として「1億人の」と掲げています。
また、「やまゆり園」でなく「やまゆり」であるのは、“事件の起きた「津久井やまゆり園」だけの問題ではない”との認識から、特定の場ではなく象徴の花としての「やまゆり」としています。
事件が問うたものは何だったのか。 そこにある問題とは何なのか。 どうしたら誰もが安心して暮らせる世の中になるのか。 いのちというものと、どのように向き合えばいいのか。 ぜひ一緒に考えていきませんか。
※このプロジェクトは、元障害福祉施設職員のひらいまこと個人によるものです。また、内容は随時更新していきます。構成や内容が変わる可能性もありますのでご了承下さい。[最終更新:2024.8.30]
Wikipedia「相模原障害者施設殺傷事件」 NHK「19のいのち」 カナロコ「津久井やまゆり園事件考」 毎日新聞「#やまゆり園事件は終わったか~福祉を問う」 arsvi.com「7.26障害者殺傷事件」
神奈川県「津久井やまゆり園で発生した事件について」 相模原市「津久井やまゆり園事件と共生社会の実現に向けて」
TBSラジオ・RKB毎日放送『SCRATCH 差別と平成 ****』(ディレクター:神戸金史/2019年)※『SCRATCH 線を引く人たち』(2017年)リメイク版
映画『リリアンのゆりかご』予告(監督:神戸金史/2024年)※RKB毎日放送『イントレランスの時代』(2020年)リメイク版
工藤春香「尾野一矢さんの部屋」(グループ展『MOTアニュアル2022 私の正しさは誰かの悲しみあるいは憎しみ**』@**東京都現代美術館 /2022年)